ミッドセンチュリー家具を作る。
2016.04.15最近は色々なメーカーの家具があります。
でも、こだわればこだわるほど、自分にフィットしたものがない・・・。
だったら、自分で作ってしまおうと考えました。
今回は、「本棚」を作ることにしました。
デザインのコンセプトは、1945年~1966年のミッドセンチュリー時代に
建築されたケース・スタディ・ハウスを模範としました。
ケース・スタディ・ハウスとは、アメリカで当時の新進気鋭の建築家に
モダン住宅を建てさせるという試み。 合計26件建築され、低コストで
大量生産の部材で造られています。 有名なところではイームズ邸があり、
規格化された工業製品を使い、鉄とガラスの軽やかな住宅があります。
ローコストを叶えつつ、機能的で美しいモダニズムを表現したデザインです。
そのような、ケース・スタディ・ハウスから私が抽出したコンセプトは下記3点。
1.ローコスト。 2.無駄がなく機能的。 3.簡単に作れる。
まずはじめに、全ての材料を買ってとなると、簡単に作れない上に大量生産で
作っているメーカーの商品より高くなる・・・。 ならば、メーカーが販売している
本棚以外の家具をカスタマイズすれば、簡単に作ることができ、コストを抑え
られるのではと考えました。まずは、色んなメーカーの商品を調査。
無印良品やイケアなどローコストでありながら、機能的なデザインの商品に
目を通しました。 その中で、目に留まったのがイケアのガーデニング用の棚
「HYLLIS」です。 サイズは幅60cm、奧行27cm、高さ140cm。
素材は亜鉛メッキ加工されたスチール製で値段は驚きの1,999円。
おそらくこのサイズ、素材で一番安価な棚ではないでしょうか。
ただ、今回ほしい家具は「本棚」。この製品は棚が3段しかなく1段の棚の高さが
45cmとA4サイズの書類を基本とすると、上部に15cm程の無駄なスペースが
生じます。 そこで、厚さ12mmのラワン合板を使い、棚を1段増やして高さ33cmの
4段に変えました。 側面にもラワン合板の板を設け、本が倒れないようにも考え
ました。 また、側面の板にはもう一つの要素があり、側面の板に棚板を乗せて
棚板を作っているため、簡単に棚板を増やしたり、減らしたりできます。
ただ、この作り方は、本来の製品の作り方と違うため、本棚としての強度が弱く
補強する必要がありました。 補強方法もできるだけ無駄を省くことを考えます。
背板面に合板で補強するのではなく、ステンレスの<テンションワイヤーで補強
しました。
もっともローコストで無駄のない仕上がり。 完成した本棚は、スチールと
合板の素材感あるイームズ風の家具となりました。
全ての材料費は3,900円とローコストを実現。
材料を準備した状態からの組立の製作時間は、約10分と簡単に作ることができます。
この本棚を作るプロセスで、約70年前のケース・スタディ・ハウスから発想した3つの
コンセプトは、現代にも通じる価値があると感じました。 過去の素晴らしいデザインを
模範すること。 それは、新たなデザインを生み出すことでもあります。
by Matsunaga
タイルの魅力
2016.03.07お久しぶりです。
最近タイルが好きで現場も含め色々なところで撮りだめておりまして...
その中でも厳選したものをご紹介。
浴室やキッチンに使われることが多かったタイル
この上に水滴が乗っている所は本当に美しいです
こちらはなんとアンモナイトの化石が入ったままタイルにしてしまったもの
歴史を感じる神秘的なタイルでした
色鮮やかな陶器タイル
焼き上げる温度によっても少しづつ色味が変わるので
まったく同じものはできないそう
一枚の絵のようでオシャレです
いかがでしょう
今は色も形も本当に種類が多くなっているタイル
専門のショールームにはどこのブランドも数百以上の取扱がある時代です
水回りはもちろんですが
凹凸のあるタイルを柱に貼って家の中にアクセントを持たせてみたり
クロスの上に帯状に貼ることでお部屋のイメージをガラッと変えてみたり
今までとは一味違うお部屋になりそうですよね
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S邸写真撮影
2016.02.0512月に引渡し、1月末に完成見学会を開催したS邸。
2月に入りようやく竣工写真を撮りました。
いつも当社グループの施工写真を撮ってくださる、
建築写真家のHさんと一緒に、「どのアングルでいこうか」や
「ここに飾りはいる・・・いらない」とか、打合せをしながら
撮影に挑みました。
Hさんはとうぜん、建築写真を撮られているのですが、
私は、Hさんの撮影しているところをパシャリ。
Hさんから「私は顔出しNGですよ」と言われましが・・・
「安心してください、顔は出てませんよ」
さてさて、仕上りは2月下旬頃になるそうで、届きましたら
ギャラリーページにも追加いたします。
皆さん、お楽しみに。
冬キャンプを楽しむ。
2016.01.21寒さが厳しくなる1月。
幼馴染の友人から「キャンプいかない?」の問いに、
思わず「いこか!」と答えてしましました。
私自身テントの中で寝るのも初体験なのに、
環境の厳しい冬にキャンプに出向くとは。
よくよく聞くと友人も冬にキャンプに行くのは初めてだそうで、
不安なままキャンプ場へ到着。
友人曰くテントを建てるのも久しぶりだそうで、
YouTubeで解説を見ながらテントを建てる。
そんな、初心者の二人。
キャンプのスタートとしてはまず始めにナイフで火を起こす。
おそらく、バナーで火を起こすと簡単なのですが、
あえて手間を惜しまずマグネシウムを削り、ナイフの摩擦で火を起こします。
火を起こすのに必死で頑張る40才手間の大人二人。
10分ほど格闘の末、火が付いたとき思わず「お~!」と声がもれる。
ここ最近で一番、童心に戻った瞬間かもしれません。
しかし、料理になると友人が、昨晩深夜3時まで準備してくれたので、
順調に進みます。
カレーはルーを使わずスパイスをかけて長時間煮込んで作る。
厚切りハムの上にチーズを載せ、アルプスのハイジなみにチーズを
とろけさせて食べたり、他にもジャークチキンやアヒージョなど、
外で食べる男料理は最高においしい。
ゆったりとジャズを聴き、見上げれば満点の星空の中、
寒さも忘れて深夜24時まで盛り上がりました。
「ぼちぼち寝るか」と寝袋に入ったのはいいのですが、顔が寒い。
ニット帽を鼻までスッポリ深くかぶり、ネックウォーマーを上げて口を覆うと、
鼻の穴しか出ていない恥ずかしい状態。
おそらく寝つけたのは合計2時間ぐらいかと思います。
その日の外気温は-7度。
どうりで寝つけないわけです。
自然を最高に肌で感じることができる冬キャンプ。
最高の友人と思い出の1ページを作ることができました。
by Matsunaga
取材
2015.12.03先日、次号のポケットジャーナル取材に行ってまいりました。
ターゲットは若手大工さん。
彼らの仕事をしている風景がメインなので真面目な表情の写真と
インタビューに答えている等身大の自然な表情。
どちらもとても素敵なものになりました。
ネタバレするといけないので
写真は取材していた隣で作業されていた
大工の吉村さん。
大工さんのなかでも群を抜いて知識、技術共に素晴らしい方です。
いつか取材させていただきたいな、と思っています。
とても素敵なものになる予感です。
早く次号をお届けしたいです。
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