M邸現場ブログ
2017.08.01現場で縄張りを行いました。これから建てる建物の
おおよその位置を確認するための工程です。
本格的に工事が始まりました。まずは、基礎工事をする為、
掘削工事から取り掛かるのですが、今回のM様の土地は、
地盤が少し軟弱な為、地盤改良からのスタートになります。
今回の改良方法は、柱状改良。軟弱地盤が2メートル以上
8メートル以下の深さの場合に用いられる方法です。
簡単言うと、土の中にコンクリートの柱を造って、
上の建物が沈んでこないようにする方法です。
改良工事で土中のコンクリートも固まり、建物を建てる為の
下地が出来たので、基礎の範囲内を掘っていきます。
この掘ったところに捨てコンクリートを流し込んでいきます。
捨てコンクリートの後に、配筋工事の基準とする目印の線を
つける、墨出しという作業があります。
写真では、ほぼ見えませんが...、この墨出しを終えてから、
いよいよ配筋工事です。
配筋は基礎の底にあたる底盤を先に行い、その後に基礎の
立ち上がり(縦の部分)を行います。鉄筋と鉄筋は結束線で結んで
固定します。配筋の下にある四角いものは、スペーサーブロック
というもので、鉄筋の下に置くことで、鉄筋の下のコンクリート厚を
確保する大切なものです。
タイミング悪く、作業中の写真は撮れませんでしたが、ここまでの
施工が終わると配筋検査が行われます。
配筋検査も無事に終え、建物を建てる上での序盤のメイン作業
コンクリート打設。まずは底板、いわゆる床面からコンクリートを
流していきます。
綺麗にならして、コンクリートが固まるまでおいておきます。
次は、枠の間にコンクリートを流して、立ち上がり部分を
作っていきます。
生コンの養生期間、型枠のバラシを経て、建方前に外部の
配管を先行で行いました。
今回は1階に水廻りがない為、基礎下配管はありませんが
基礎の外周に足場を組むのですが、組んでしまうと
最後まで、外部配管の作業ができないため、このタイミングで
外部配管を仕上げてしまいます。
この後、外周に足場を組んでいき、木造のメイン作業
建方が行われます。
外部足場も無事に終え、建物を建てる上でのメイン作業「建方」を
行いました。木造ですので、棟上げのほうが聞き覚えがあるでしょうか。
棟梁の掛け声のもと、職人が一致団結して動き回らねばならず、
寸分の狂いも許され無い精度が要求される作業です。
後は、家の耐力を持たせる壁や屋根の下地材を貼り終えて一段落。
今週末には、上棟式を行います。
上棟式も無事に終え、仕上工事に入っていきます。
正確には仕上工事する為の、下処理工事という表現の方が
皆さんにはわかりやすいかもしれませんね。
がらんと空いていた開口部分にサッシが取付られ、雨仕舞も
しっかりと施しています。外部は外壁材を貼る前に防水シート
外周部に貼っていきます。
内部は壁と天井に断熱材を敷き詰めていきます。
次の工程は、電気関係の配線工事後に石膏ボードを貼っていきます。
このひと月で、外部は足場の解体、内部は下処理工事完了を目指し
現場を進めて行きます。
さて、いよいよ壁と天井にボードを貼っていきます。
だんだんと、部屋らしくなってきました。
このあたりくらいから、特に内部は1週間位たつと
様変わりいたします。次の現場巡回が楽しみです。
階段を取付ました。途中段階でもスチール階段はかっこいいです。
M邸の階段は蹴込みがないストリップ階段です。ストリップ階段は開放的な
空間にできるデザイン性の高さや奥行き感の演出ができる魅力ある階段です。
金額は少々はりますが...、とにかく出来上がりが楽しみな部分の一つです。
いよいよ現場も佳境に入ってきました。外部の足場もとれ内装も段々と
仕上がってきています。
あとは、電気関係の器具付けや、奥様待望のキッチンの取付です。
キッチンの設置が完了しました。この家のキッチンはセミオーダーです。
初めての打合せの時から、奥様がキッチンの事を仰っていたので
恐らく気にされいるだろうなと思います。
ステンレスの仕上がり具合がかっこいいです。空間ともマッチしてます。
奥様には写真ですべてを見せず、現場にて体感していただこうと思います。