大阪市・東大阪市・八尾市で、敷地15坪でつくる自分らしい家。

POCKET HOUSE

現場レポート

第四章  基礎補強

2013.01.08

さて、この度の耐震補強はどんなふうに行われたのか?

もともと基礎らしい基礎はなく、束石の上に柱が設置してある、昔ながらの

基礎をどうやって、合理的に安定したものにするか。今回は基礎工事の補強の

過程を少し、専門的になりますがなるべく解りやすいように、ご案内させて

いただきます。まず、工事着工前の床下は周囲の地盤より、低かったため

雨のたびに、床下へ雨水が浸入していました。


こんな感じ

DSCF3906.JPG
また、基礎が無かったため柱の下側(柱脚 と言います)は雨水により腐食

しかけている箇所もあり、その対策も考慮しなくてはなりませんでした。

そこで、建物内部の床下を周囲より高くすることと地面下よりの湿気を防ぐ

ために床下にコンクリートの床『土間コンクリート』を基礎を兼ねてつくることを

選択しました。まず、解体後に土間コンクリートの厚みが均一になるよう、

床下の整地をおこないました。


DSC_0058.JPG


PC110003.JPG
次に土間コンクリートの割れ止めの補強に『ワイヤーメッシュ』を敷き込みます。


配筋.JPG
次に基礎立上りの鉄筋を組み立てます。

土間コンクリートと立上りコンクリートが一体になるように、土間コンクリートに

立上りの鉄筋を、しっかりと埋込ます。


DSC_0009.JPG
そして、いよいよ土間コンクリートの打設です。

専用のポンプ車にてコンクリートを圧送し、打設します。


生CON試験.JPG

打設するコンクリートはもちろんJIS規格製品で強度もFc=24N(約240㎏/㎠)

の堂々たる強度のコンクリートです。もちろん、強度試験も行いますので供試体を

採取して、スランプ(コンクリートのやわらかさの値)や、空気量、温度、塩分量などを

測定し試験場へ持っていきます。この供試体は現場で保管し(現場と同じ環境)、

7日後と28日後に圧縮強度試験をおこないます。


ABLT検収.jpg


基礎CON打設完了.JPG

床下のコンクリートの打設後、次は立上りの基礎コンクリートの打設です。

整形用の型枠を建てて、その中にコンクリートを流し込みます。

また、立上り基礎コンクリートには新設する補強の柱を受ける土台を取付ける

ための『アンカーボルト』を設置します。


基礎出来形 (1).JPG


基礎出来形 (2).jpg
コンクリート打設後、約1週間で型枠をはずした状態です。

ジャンカ(打設時の突き固め不良による空隙)もなく、きれいなコンクリート基礎が

出来上がりました。これで基礎工事は完了しました。

次はいよいよ、木構造の耐震補強工事に着手します。

お楽しみに。

K歯科新築工事 地盤補強

2012.12.24

さて、いよいよ基礎工事の始まりです。

解体後、地盤調査を行ったところ、地盤の状態があまり良くありませんでした。

建物の今後を考え、地盤を補強することとなりました。

この度の地盤補強の方法は『柱状改良工法』を取り入れました。

地盤(土)を円柱状に固めていく工法です。


DSCF2602.jpg
この機械で地盤補強をおこないます。

第参章 解体工事完了

2012.12.24

さて解体工事も無事完了しました。

思ったより構造材が小さかったり、雨漏れで腐食した桁梁があったりしましたが。

さほど大きな問題もなく進めていけそうです。

それにしても、築100年の古民家で基礎もなく、石束に載っただけの柱の足元部分は、

ほとんどシロアリの被害はありません。不思議なくらいです。


DSC_1000.JPG


DSCN1069.JPG
この日は、お客様にも解体完了後初めて現地に来ていただき、

現状の説明とこれからの補強方法等を説明させていただきました。


解体後全景.JPG

解体完了と同時に、建物の傾きを補正し※仮筋交(かりすじかい)で補強し、

これからいよいよ本格的に補強工事がはじまります。

(※骨組みが倒壊しない為の仮補強:斜めに取付してる部材)

また、現存する柱や梁が雨で痛まないよう、シートで養生します。

第参章 解体工事着工

2012.12.12

ポケットハウスの椎木です。

さあ、お清めも無事、納めさせていただき、いよいよ解体工事の着工です。

さすがに築100年の古民家。瓦下の土と壁の土がすごいです。

あと、屋根裏に納屋があり昔の農業用の道具もありました。

ほとんどが、手作業での解体です。職人さんは、なかなか大変です。


DSCN1059.JPG


DSCN1056.JPG

こんな感じで解体していきます。
解体完了ぐらいに、またお会いしましょう。

K歯科新築工事 着手

2012.12.03

ポケットハウス椎木です。

K歯科新築工事が、先月より開始されました。

まずは解体工事からのスタートです。

K先生のお母様のご希望で、本来の解体着工の数日前の

良き日に仮着工の儀式をおこないました。

ハンマーで仮着工の儀式をしているのが、私です。

お施主さまの思いを胸に、心を込めて務めさせていただきました。


DSCN0948.JPG

それにしても、顔に力はいってますね(笑)

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