母・夫婦・娘・息子がつどい、大人5人で暮らすN様。建て替えを決意されたのは、住まいの老朽化が進み、間取りなどにも不便を感じていたためといいます。「でも、おかげさまで不満はすっかり解消されました。一番変わったのは、やっぱり広さですね。完成した時には正直驚きました。約12坪と決して敷地面積は広くないのに、ゆったりとした開放感を感じられて」とご主人。その言葉の通り、LDにはご家族が悠々と憩える広さが。
娘さんの念願だったという大ぶりなソファを置いても圧迫感はなく、むしろ開放感さえ感じられるほど。「1階~3階を貫くらせん階段がポイントです。階段室の天井部に天窓が設けられていて、明るい光が空間全体に行き届き、面積以上の広がりを感じさせてくれるんです。あと、バルコニー側にもワイドな開口部があって、こちらからも光と風をたっぷりと。つくづく、よく考えられたプランだなと感心しています」。
新しく生まれ変わった住まいでの暮らし方について尋ねると、「気づくとみんながLDに集まっているという感じかな」とご主人は答えてくれました。「娘も息子も社会に出ているので、生活リズムはほとんどバラバラ。でも、夕食を食べた後にソファに座ってテレビを観ていると、いつしか誰かが横に腰掛けていたりして」。特に意識しなくても、みんながさりげなく集まってくる。N様邸のLDには、大人5人を自然と惹き寄せるあたたかな
空気が息づいているようです。もちろん、LDだけでなく、それぞれのプライベートスペースにもいろいろとこだわりが。主寝室にはもうひとつの居室といえるほど広々としたロフト、お子様たちの部屋にはそれぞれのライフスタイルに合わせた造作家具がつくられています。「足腰に負担を掛けないよう、母のための和室は1階につくってもらいました。一人の時間も、みんなとの時間も、心地よく過ごせています。」